【あなたにとっての適切な睡眠時間とは?】 

・睡眠時間は長ければ長いほどいいの!?

睡眠不足は、がん、高血圧などの生活習慣病をはじめとして認知症、うつ病など様々な疾患の発症リスクを高めることが知られています。

しかし、睡眠時間が長ければ長いほど良いというわけではありません。アメリカの大規模調査によると、睡眠時間が7時間の人が最も死亡率が低かったことが報告されています。

必要とされる標準的な睡眠時間は10歳までは8~9時間、15歳で8時間、25歳で7時間、45歳で6.5時間、65歳で6時間と言われており、加齢とともに必要な睡眠時間は短くなります。

ただし、睡眠時間には性、年齢、体質などの個人差が大きいことを忘れてはいけません。

・適切な睡眠時間を確かめてみましょう!

  1. これくらいがよさそうだという睡眠時間を決めて、最初の1週間はその睡眠時間を変えない
  2. 次の週は15~30分ぐらい睡眠時間を延ばし、日中の調子を確認する
  3. もっと眠れそうであれば、その翌週はさらに15~30分ぐらい延ばしてみる。もし、これ以上眠れないと感じたら、睡眠時間を少し短くする
  4. ②と③を繰り返し、最も調子よく過ごせる睡眠時間の長さを見極める