【定期健診 小さな活動で大きな成果】
みなさんは「定期健診」と聞いてどのような印象を持つでしょうか?
「今年も悪くなってるんじゃ…」「悪い結果を見るのが嫌だなぁ」と思う方も多いのではないでしょうか。

定期健診で測定する腹囲、血圧、中性脂肪などの値を適切に管理するためには、しっかりと体を動かすことが大切です。
では、具体的にどのような活動が効果的なのでしょうか?

私たちは勤労者1200名を対象に、活動量計という精密機械を使って、さまざまな場面や強度の活動と健診結果の関連性を調べました。
すると興味深いことに、健診結果が良好な人は、運動のような高強度の活動ではなく、ゆっくりした歩行や家事といった低強度の活動が多いことがわかりました。

また、統計学的な予測から、余暇に座っている時間を30分減らして、低強度の活動に充てると、健診結果が全体的に13%ほど改善すると試算されました。

次の定期健診に向けて、座りっぱなしでテレビを見るよりも、CMの合間に少しだけ部屋の掃除やストレッチをするなど、ちょっとした活動を積み重ねていきましょう。