これまで、睡眠が健康にとって重要であることをお伝えしてきました。今回は、睡眠のとり方や生活リズムが、仕事の集中力や効率にどのような影響を与えるのかをご紹介します。

日本で働く人およそ8万人、約210万日分の睡眠データを分析した研究では、睡眠時間が短すぎても、長すぎても、仕事のパフォーマンスが低下することが分かりました。つまり、睡眠時間には「ちょうどよい長さ」があるということです。

また、

・なかなか寝つけない

・夜中に何度も目が覚める

・平日と休日で寝る時間や起きる時間が大きく異なる

このような人ほど、仕事中の集中力や作業効率が下がる傾向が確認されました。特に、平日と休日で生活リズムがずれる状態は「社会的時差ぼけ」と呼ばれ、体や脳に負担をかけます。

さらに、AIを用いて睡眠のとり方を5つのタイプに分類したところ、

「社会的時差ぼけが大きいタイプ」と「不眠傾向があるタイプ」で、仕事のパフォーマンス低下が特に目立ちました。社会的時差ぼけがある場合、1人あたり年間約13.6万円分の生産性が失われる可能性があり、日本全体では年間約1兆円規模の損失につながると推定されています。

仕事のパフォーマンスを高めるためには、

・十分な睡眠時間を確保すること

・就寝・起床時刻をできるだけ毎日そろえること

この2点が大切です。

Pokémon Sleepなどの無料で使える睡眠管理アプリを活用し、ご自身の睡眠リズムを見直してみてはいかがでしょうか。

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睡眠アプリの記録から睡眠パターンを分類し労働生産性との関連を検証 | 医療・健康 – TSUKUBA JOURNAL