【「つくばハピネスライフ研究」のご紹介】
大藏研究室では、健康で笑顔あふれる社会の実現に貢献するため様々な研究を行っています。
例えば、大規模な集団を追跡調査し、その人たちの生活習慣が健康に及ぼす影響を調査するコホート研究や、一定の期間に運動などの介入を行い、病気の予防や改善の効果を検証する介入研究などです。
今回は、コホート研究である「つくばハピネスライフ研究」をご紹介します。
この研究は、つくば市民の健康状態を追跡調査し、どのような人が認知症や要介護になりやすいかを明らかにするとともに、その予防方法の開発を目指して2022年7月から始まりました。
この研究の特徴は、調査を2つの段階に分けて行うことです。
第1段階は無作為抽出した45~89歳の1万人に郵送で健康状態に関するアンケートを実施します。
そして、回答結果から認知症や睡眠障害などの潜在的なリスクがあると判定された人に、第2段階として詳細な健康診断を行います。
大藏研究室は、この研究で得られたデータの解析から認知機能低下や睡眠障害等の要因を探ります。
さらに、多くの人が健康になれる仕組みやツール、予防プログラムなどの開発のために日々研究を行っています。