8月に入りましたがまだまだ暑い日が続きそうです。このような暑い日は適切な水分摂取がとても重要です。水分不足になると脱水症状を引き起こし、身体の様々な機能に悪影響を及ぼします。特に、高齢者の場合、脱水症状はバランス感覚や筋力の低下を招きやすく、歩行や立ち上がりといった日常動作が不安定になり、転倒しやすくなります。
適切な水分摂取のポイントを説明します。まず、こまめに水分を補給することが大切です。喉が渇いたと感じる前に水分を補給する習慣をつけると良いでしょう。特に、朝起きた時や食事の前後、入浴前後、運動の合間や運動後には意識して水分を補給するようこころがけましょう。
また、カフェインやアルコールを含む飲み物は利尿作用があり、体内の水分を失いやすくなるため、水分摂取としては適切ではありません。代わりに、水やお茶、スポーツドリンクなどが推奨されます。さらに、水分補給だけでなく、適度な塩分も補給することが重要です。それは汗をかくことによって塩分も多く失ってしまうためであり、失った塩分を補うために、少量の塩分を含む飲み物や食べ物を摂取することも忘れないようにしてください。