【運動グループが盛んな地域に暮らす“だけ”で健康に】

運動やスポーツのグループに参加すると、自身の健康長寿につながることは皆さんもよくご存知でしょう。さらに近年、そのようなグループに参加する人が多い地域に暮らしている“だけ”で、(自身が参加しているかどうかに関わらず)こころの健康が保たれ、認知症にもなりにくいことが分かりました!

例えば、ある地域(学区)の中で10人に1人の高齢者が、新たに運動・スポーツのグループに参加するようになったとします。すると、その地域の高齢者“全員”が、6年間のうちに認知症になる可能性が8%低くなることが確認されました。

なぜ、こんなことが起こるのでしょう?このような地域では人と人とのつながりが豊かであり、運動やスポーツを「する」機会が地域の人たちに“伝染”します。さらに、スポーツのイベントを「みる」「ささえる」機会も多く、外出のきっかけとなります。

運動やスポーツのグループに参加することが、自身の健康のみならず、周囲の家族や友人、ひいては地域の人々の健康長寿にもつながっていると思うと、なんだか嬉しくなりますね!