【運動と睡眠】

よく眠れない、夜間に何度も目が覚めてしまう、眠りが浅い…

おそらく、多くの方々が経験したことのある話だと思います。実際、日本の高齢者の3人に1人が睡眠に何らかの問題を抱えていることが知られています。睡眠改善策としてまず思い浮かぶのは睡眠薬だと思います。しかし、睡眠薬の使用は翌日のふらつき、認知機能の低下、依存性の問題などの副作用をともなうことがあり、特に高齢者の使用は慎重に考えなければなりません。そこで、近年注目されているのが運動です。適切な運動の実践は睡眠に良好な影響を与えると言われています。では、いつ、どのような運動をすればよいのでしょうか?

【夕方~就寝3時間前に】

運動を行う最適なタイミングは夕方から就寝時刻の3時間前までです。無理なく運動を続けることが重要ですので、自身にとってやりやすい時間帯を見つけましょう。

【軽い運動】

適切な運動の強さは、息が苦しくなるような強いものではなく、少し息がはずむくらいの軽めのものがよいでしょう。

【どのような運動がよい?】

早歩きや踏み台運動などの有酸素運動もよいですし、ヨガや太極拳、ストレッチなども睡眠の質の改善に効果的です。

睡眠でお困りの人は、くれぐれも無理をせずにできることから試してみましょう!