【運動で脂肪肝(フォアグラ)を予防】
脂肪肝とはその名のとおり肝臓に脂肪が蓄積し、フォアグラ状態になることです。
健康診断では約3人に1人が脂肪肝と判定されるほど一般的な疾患で、このほとんどは食生活や不活動に起因する非アルコール性脂肪肝です。
放っておくと糖尿病や肝炎・肝硬変へと増悪する可能性があるため、健康的な食生活とあわせて、日々しっかりと体を動かし予防することが大切です。
とは言っても、具体的にどのような活動が効果的なのでしょうか?
私たちは、高精度な活動量計を使って、この点を検討しました。
その結果、統計学的予測により、座っている時間を1日60分減らして中高強度活動(歩行や運動)に充てると、非アルコール性脂肪肝である可能性が22%減少すると試算されました。
また、だいたい1日1時間を上限に、中高強度活動を増やせば増やすほど、非アルコール性脂肪肝である可能性が低くなることがわかりました。
一方、低強度活動(家事やゆっくり歩行)では脂肪肝に対する明確な抑制的関連性は認められませんでした。
脂肪肝は重度肝疾患への入り口です。
運動に苦手意識のある方や時間のない方も、階段を使う、1駅分歩く等、今日からできることを始めましょう!
下のリンクをクリックすると研究の内容が見られます↓
https://www.my-zaidan.or.jp/pressrelease/detail.php?id=53e8807926cb24e5cbea52f179dff2cc&tmp=1700445751