【笑いと健康】博士2年 西村 生
「笑う門には福来たる」
近年「笑い」には、身体的にも精神的にもさまざまな医学的効果があることが証明されつつあります。なぜこのような効果が証明されているのでしょうか。

代表的なものとして挙げられるのが、免疫力の高まりです。笑うと「NK(ナチュラルキラー)細胞」が活性化されます。NK細胞は白血球の一種で、細菌に感染した細胞を死滅させる力があります。
つまり、笑うと免疫力が高まり、さまざまな病気に対して強い体ができると言われています。

そのほかにも、脳を活性化したり、自律神経のバランスを整えたりする、という研究結果も示されています。
さらに、笑いは対人関係にも影響し、笑うことで対人関係のストレスが減り、社会的な相互作用も改善する傾向があります。

テレビやラジオ、映画など笑いをテーマとした作品を見た時だけでなく、きれいな景色を見た時や知人と会ったり気の合うグループに参加したりすることでも笑いは得られます。

最近、皆さんは笑っていますか?
もちろん笑いですべてを解決することはできませんが、日常生活の中で意識的に「笑い」を取り入れてみてはいかがでしょうか。