2022年の笹川財団の調査によると、年に1回以上ジョギング・ランニングに取り組む人口は877万人と推計されています。私は新卒で入社した会社にて東京マラソンの運営に携わっていたこともあり、マラソン大会に参加する多くの方が50代以上で、中には80代のランナーが参加しているケースも目にしてきました。
マラソンは42.195kmという距離を走るため、すべての人におすすめできる運動ではありませんが、大会を通じて地域の景色や給水所でご当地の食べ物を食べるなどの楽しみがあります。
私は11月3日に行われた東北・みやぎ復興マラソン2024にランナーとして参加してきました。この大会は2017年から行われており、コースの約7割が津波の浸水域となっています。復興の様子を感じながら、コースの途中には震災で亡くなった方の慰霊塔があり、多くの方が足を止めて慰霊をされていました。
私は32kmまでは元気に走っていたのですが、残り10kmは足が攣ってしまい歩きながら4時間56分でゴールしました。沿道には、東北に来てくれてありがとうと声をかけてくださる地元の方もおり、身体が辛い中でも心が元気になる体験をしました。
現在は様々な都市でマラソン大会が行われていますので、もし機会がありましたら参加はしなくても、沿道で応援をして大会の雰囲気を感じてみてください。一生懸命走っているランナーから元気をもらえると、皆さんも身体を動かしたくなると思います。
〈参考〉
・笹川スポーツ財団 2023.10.6
https://www.ssf.or.jp/thinktank/sports_life/data/jogging_running.html