【新しい介護予防のカタチ:地域と共に歩むスクエアステップ·リーダーの活躍】

大藏研究室は2009年9月から茨城県笠間市で「スクエアステップ·リーダー養成講習会」を開催し、スクエアステップ·リーダーと呼ばれる高齢者の運動支援ボランティアを育成しています。

週1回、5週間にわたって行われるこの講習会では、座学だけでなく実技も含まれ、「理想的なボランティア活動とするためには?」についてのディスカッションも行われます。

リーダーとして認定された方々は自主運動サークルを運営し、地域の高齢者がスクエアステップを実践するための技術や心理面に関する支援を行います。

これまでに、茨城県笠間市では40以上のサークルが設立され、最も多いときには1千名近くの住民がサークルに参加しました。また、昨年度までに430名のリーダーが誕生しました。これまでの研究では、リーダーとして活動することで身体機能や認知機能が維持・向上することがわかっています。

さらに、リーダーとして活動することは、自身の健康維持だけでなく、地域社会とのつながりを深める良い機会となります。
新しい友達と出会い、共に笑うことで、毎日の生活がより充実したものになります。

スクエアステップ・リーダーに限らず運動支援ボランティアになることは生活に様々な彩りをもたらしてくれることでしょう。

もし、あなたのお住まいの地域で運動支援ボランティアの育成をおこなっていたら、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?