【座りすぎにご注意を!】
大藏研究室公式LINEに登録されている皆様は、適度な運動が健康によいことはご存知のことと思います。
このLINEを読むようになって運動を始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
近年は新たな健康リスクとして“座りすぎ”が注目されています。
私は理学療法士として病院で働いており、これまでに多くの高齢者と接してきました。その中で、毎回尋ねることは、運動習慣の有無に加え、「どれくらい活発に日常生活を送っていますか?」です。
具体的には、「日中は家で過ごすことが多いですか?」や「家では家事をしていますか?またソファに座ったり、ベッドで横になったりする時間が多いですか?」と質問します。
すると、毎日の散歩を日課にしている方でも、家ではあまり動かずにじっと座って過ごす方が多くいることに気づきます。つまり、計画的に運動を行ってはいるものの、日常生活の全体としての活動量が不足気味なのです。
座ってテレビを視聴する時間が長い人ほど糖尿病になりやすいという研究結果があるように、健康を維持するためには、座りすぎを避けることが大切だと考えられるようになっています。