我が国の平均寿命は女性が87.14歳、男性が81.09歳と世界トップクラスですが、平均寿命と健康寿命の差は女性で約12年、男性で約9年もあり、この「健康ではない期間」を縮めるための取り組みが必要です。そこで、大藏研究室では「国民の健康寿命の延伸に貢献する」を最大の目標として掲げており、最近、健康寿命と強く関連する体力要素を明らかにしました。また、健康寿命を延伸するための運動プログラムの開発にも着手しています。

従来、筋力や歩行能力、バランス能力、柔軟性などが健康寿命にとって重要な体力要素であることが知られていましたが、我々の研究によって、「下肢筋力」、「歩行能力」、「バランス能力」の3要素が最も重要であることが明らかになりました。

皆さんにとっては、「どのような運動を行えば健康寿命を延伸することができるのか?」を知りたいと思います。言うまでもなく、「下肢筋力」、「歩行能力」、「バランス能力」の3要素を鍛えることができればよいのですが、我々は科学的な根拠に基づき、日常生活動作の範囲内で気軽にトレーニングできる運動プログラムを開発しました。

詳しくは以下をご参照ください。

健康寿命評価尺度と生活機能改善プログラム – スポーツ医・科学 ー JSPO (japan-sports.or.jp