【健康づくりにおける筋トレと座りっぱなし】
厚労省は先日、国民の健康づくりの指針となる「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を公表しました。これは、2013年に発表された「健康づくりのための身体活動基準2013」を一部変更・改訂したものとなっています。

注目すべき変更点(追加内容)は、推奨される身体活動・運動について、65歳以上では「筋トレを週2日以上」、「座位行動(座りっぱなし)が長くなりすぎないよう注意し、できるだけ頻繁に中断する」とされたことです。

筋トレは内科的・外科的疾患の両方の予防に効果があると言われています。また、特殊な機器を使う必要はなく、腕立てやスクワットなどの自重運動でもよいとされているので、無理なくできそうな筋トレを取り入れてみてはいかがでしょうか?

座りっぱなしの健康への不利益は近年多くの研究で報告されています。最近はスマートウォッチ(例:アップルウォッチなど)を装着し、座っている時間が一定時間に達すると、体を動かすことを促す通知をしてくれる機器もあります。意識して座る時間を減らすことが難しい場合、そうした機器を利用するのも良いかもしれません。