【“健幸(けんこう)”と運動の関係】
自身が幸福だと感じている人はそうでない人と比較して、脳血管疾患の発症率が低い、すなわち健康状態が良い傾向にあることが報告されています。
高齢期の心配ごとの一つに、「健康」問題があり、60歳以上の人を対象としたアンケートによると、 健康に対する不安を抱えている人の割合は70%を超えています。
そのような不安を軽減し、健康状態と幸福感の両方を高めるための方法として運動があげられます。
運動は、身体機能を向上するだけではなく、心理的効果も大きいことが報告さています。 運動をおこなうことで、幸せホルモンであるセロトニンが増加し、抑うつ気分が改善されます。 それによって、幸福感も向上します。
軽い運動でも効果は期待できますので、まずは手軽な運動(ラジオ体操や散歩)から始めてみることをお勧めします。
すでに運動をおこなっている方も誰かと一緒に運動するなど、楽しみながらおこなうことでより大きな効果が期待できます。
健康で幸せを感じられる状態、すなわち“健幸”な生活をおくるためのスパイスとして運動を取り入れてみてはいかがでしょうか。