【体格と健康の関係】
体格(肥満度)を表す指標でもっとも有名なのがBMIであり、ボディーマスインデックスと読みます。BMIの計算式は[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]です。
BMIが適正範囲内にあると、糖尿病や高血圧などの慢性疾患の発症リスクが低減します。また、適正なBMIの人は免疫機能が強化されやすく、病気や感染症に対する抵抗力が高まります。
適度な運動とバランスの取れた食事は、BMIを適正範囲内に保つのに役立ちます。食べ過ぎ(エネルギーの過剰摂取)は、体重増加をもたらし、肥満による健康リスクを高めます。
では、BMIは低い(痩せている)方がよいのでしょうか?実は、痩せすぎも多くの健康問題をもたらすことが知られています。痩せるということは、栄養状態が不十分になっているということです。体に十分なエネルギーや栄養素が供給されないと、体重が減るだけでなく、体力や免疫力までもが低下します。また、栄養不足は筋肉量の減少とともに骨粗鬆症などの問題を引き起こす可能性があります。
適正なBMIの維持には、定期的な運動やバランスの取れた食事だけでなく、良質な睡眠も重要です。つまり、適切な生活習慣によって、私たちは健康を維持することができるのです。