【フレイルについて】博士1年 余 浩鑫
フレイル(frailty)とは、健康な状態と要介護状態の中間的な状態であり、体力だけでなく、心理的な健康状態や社会的な側面も悪化するような状態を指します。
しかし、適切な対応をおこなえば、要介護状態へのさらなる悪化を防ぎ、健康状態を回復させることが可能であり、可逆的であるといえます。

フレイルの評価は、「基本チェックリスト」という質問紙を使っておこなうことができます。
「基本チェックリスト」には、身体的、精神的、社会的な側面を評価する質問が含まれており、質問に対する回答を スコア化することで、フレイルの評価ができ、予防策としても活用が可能です。

日常生活で一定レベルの身体活動を維持することはフレイル予防にとって重要であり、運動だけではなく、家事、子どもの世話、階段のぼりなどが身体活動に含まれます。
また、仲間と一緒に外に出て運動することは、精神的・認知的健康の維持にも役立ちます。

元気な状態を維持するためには、食生活に気を配ることも重要です。
バランスよく食事をし、水分も十分に摂取することで、健康的な生活を支えましょう!

「基本チェックリスト」とフレイル予防に関する情報は以下のリンクでみることができます。

tp0501-1f_0005.pdf (mhlw.go.jp)

広報誌「厚生労働」2021年11月号 特集1|厚生労働省 (mhlw.go.jp)