【どれくらい運動すればいいの?】

ご存知の通り、運動は身体機能や認知機能の維持に効果が期待できます。

では、どれくらい行えばよいか知っていますか?

今回は、世界の健康を統括する世界保健機関 (WHO)の基準を紹介します。

18〜64歳の成人と65歳以上の高齢者に対し、以下の運動(身体活動)が推奨されています。

①中強度の身体活動(早歩きレベル)を週に150〜300分以上、もしくは、高強度の運動(ランニングレベル)を週に75〜150分以上、もしくは、中強度の身体活動と高強度の運動の組み合わせ

②筋量を向上させる活動または運動(筋トレ)を週に2日以上

③座りっぱなしの時間を減らす、かつ、座っていた時間をどんな強度でもいいので身体活動に置き換える。さらに高齢者では、④をプラスすることを推奨しています

④バランス能力と筋力を重視した多要素を含む身体活動(太極拳やダンスなどのことで、“マルチコンポーネント身体活動”と言います)を中強度以上で週3日以上

「こんなにやるの?!」と驚いたかもしれませんが、普段の活動量が少ないと自覚している人は、“今よりも”少しだけ増やしてみましょう。