【お口は健康の入口】

口は「食べる」「呼吸する」「話す」「感情を表す」など大切な役割を担っています。

近年、お口の健康が全身の健康状態と関連することが分かり、 “オーラルフレイル”という概念が示されました。 健康の入口としてお口の重要性が注目されているのです。

オーラルフレイルとは、お口のささいな衰えのことで、「健康」と「機能障害」の中間の状態であり、改善できることが特徴です。

滑舌の低下、食べこぼし、むせやすい、噛めない食品が増える、口が乾燥しやすいなど、些細な症状から始まります。

つまり、お口の衰えに“気づき”、“適切な対応をとる”ことが健康を保つために重要なのです。

放っておくと、食べるものの種類が減って栄養が偏ったり、人との会話や交流を避けたりするようになってしまいます。

これを防ぐには「噛む力」「飲み込む力」「話す力」の3つの維持が大切です。

しっかり噛む、会話をする、そして本や新聞などを声に出して読むことで、口の周りの筋肉を鍛えることができます。

まずはブラッシングやお食事の際に、ご自身のお口の健康状態をチェックすることから健康づくりを始めてみましょう。