皆さんは、若い頃に夢中になっていたスポーツが、年齢を重ねるにつれてだんだん楽しめなくなってきた…そんな、ちょっぴり寂しい気持ちを抱いたことはありませんか?
中国の高齢者は、そのような気持ちに寄り添い、多くの人が安心して楽しめるスポーツを工夫してきました。たとえば、コートを小さくし、ネットの高さやボールの空気圧を調整することで、年齢や体力に関係なく楽しめるように改良されたのが、「気排球(きはいきゅう)」という新しいスポーツです。
中国では、朝の公園や地域の集会所で多くの高齢者が、仲間と声をかけ合いながら笑顔でプレイしています。気排球は、動きはゆったりしてながらも全身をしっかり使う運動であり、自然と会話も弾みます。心も体も元気になれる気排球は、健康づくりや仲間づくりの運動として、中国各地で広く親しまれています。
日本にも、地域ごとに様々な取り組みがあると思います。皆さんのまわりでは、どんな活動があるでしょうか?
それでは次に、中国の高齢者が実際に楽しんでいる気排球の様子を、映像でご覧いただきましょう。