「よく眠ってよく動く」

こんな1日を想像してください。

日中は身体と心をしっかりと働かせ、夜はゆったりと落ち着かせ、毎日決まった時刻に就寝し、翌朝気持ちよく目覚めて新しい1日を迎える―。

健康的な生活をおくるためには、このように規則正しい「睡眠―活動リズム」が大切です。

夜間の睡眠と日中の活動(覚醒)は密接に関連していると考えられています。そのため、睡眠の質を高め、心身を好ましい状態とするためには「睡眠―活動リズム」を整える必要があります。

「睡眠―活動リズム」を把握する

毎日規則ただしく就寝し、日中に活動時間を十分確保をすることは難しいと感じるかもしれません。しかし、自身の「睡眠―活動リズム」を把握し改善することは、実はそれほど難しいことではありません。

まずは、「睡眠と活動日誌」を作ってみましょう。就寝・起床時刻、昨夜の睡眠の質の自己評価を記録します。また、翌日の日中の眠気や活動の時間や種類を記録します。1ヵ月ほど継続すると、「よく眠れなかった日」や「日中やる気がおきなかった日」の原因や問題点に気づくことができるようになり、自身の「睡眠―活動リズム」をコントロールできるようになるのです。